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TECHNOLOGY INFORMATION
技術情報
2019.8.15
研究開発
ダイレクト金めっき
研究内容
一般的な金属素材へ金めっきをつけることは当然可能ですが、弊社では今まで処理が困難とされてきたSUS材に関しても処理が可能です。
ご存知の方も多いかと思いますが、SUS材につきましては、表面が強力な酸化皮膜で覆われているために、既に素材 そのものが安定している状態です。今まではその皮膜への対処が難しいとされてきました。
また、SUS材へめっきをする際は、下地にニッケルめっきが必要とされてきました。コスト面から金めっきを薄くつけると、ピンホールからニッケルイオンが溶け出し、人体に影響が出てしまうといった問題がありました。

弊社のダイレクト金めっきは、SUS材に直接金めっきをつけるというものです。
前処理を工夫することで強力な酸化被膜を除去し、下地めっきなしで金めっきをつけます。
ですので、ニッケルの影響を受けるといったことはありません。

人体に影響のない、安全なめっきですので、医療用機器などにもご使用頂けます。
磁性を帯びたくない製品や、金属アレルギーの問題を避けたい製品にも向いていると言えます。
接触抵抗や耐食性、半田濡れ性、高周波特性、電気・熱導電性に優れているといった点からエレクトロニクス分野でも広く利用されています。また、宇宙空間での放射能に対して人間や機器を保護するため、宇宙関係の機器にも使用されています。

もしご興味を持たれましたら、少量試作も承っておりますので、お気軽にご連絡下さい。
試作・量産時のめっきの仕様(膜厚など)は、ご依頼の素材を確認させて頂き、 打ち合わせの上、決定させて頂きます。
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