はんだ付けについてお届けいたします。
と言っても、純技術でもない中途半端なお話です。
だらだらと書きますがどうかお許しを!
(恐らく、1回では書けないのでシリーズ連載させていただきます。)
さて、私の人生の中で初めてはんだ付けと出会ったのは、小学6年の時だったか、 中学の時だったか・・・(もう思い出せないほど昔です)。
学校の教材でトランジスタラジオのキットを組み立てることがありました。
文庫本サイズのアルミ製、もしくはプラスチック製の箱に、小さなプリント基板と幾つかの部品とがセットになっているものでした。
自分でプリント基板に部品をはんだ付けして、箱に組み付けて、その原理を理解するためのものだったのでしょう。
何時間もかけて部品をあっちこっちして、汗をかきながら組み立てました。
上手くはんだ付けできて、その他の部品(乾電池ケースやスイッチ、音量調整つまみ等)も、ちゃんと箱に組み付けできたように見えて、我ながら上手くできたと、ドキドキしながらスイッチを入れました。
しかし、・・・・・・(無音)。
終には、兄がその出来そこないと配線図とを持って、自分の部屋に。正確には思い出せませんが、やたら早い時間で戻ってきて、修復(?)したラジオのスイッチを入れました。 なんと、ちゃんと音が出るようになっていました!どこがどう悪かったか教えて貰えませんでしたが、優越感に浸った顔でした。
それから、中学の授業ではブリキ板を切り抜き、折り曲げて、はんだ付けして、チリトリを作ったこともありました。
当時、はんだとペースト(現在のフラックスのようなもの)は別でした。使い方も忘れてしまいましたが、先生は上手にはんだ付けしていたように思います。
さて、皆さん、はんだ付けのためには材料に前もって、はんだめっきか錫めっき、又は銀めっきといった表面処理が必要だと思い込んでいませんか?
市販されている部品で良く見かけるのは、リード(足)の部分にはんだめっき、又は錫めっきされている製品です。時々、銀めっきされているものも見かけます。
そして、 銅線ですね。よほど変なこと(何回もはんだのつけ直しをする等)をしない限りは、ほぼ良くはんだが付いてくれます。
しかし、電気部品ではない鉄製やステンレス製等の部品に、どこかはんだ付けしようとしても、簡単にはんだが付くものではありませんよね!?
はんだそのものを受け付けないで、溶けたはんだがその辺でコロコロしていたり、くっついたとしても直ぐ外れてしまったり等、そのままでは無理な状態の場合や、銅部品であっても、稀に全くはんだがつかないことがあるんです。
先に挙げた部品をはんだ付けするために、わざわざ錫めっきや、はんだめっきをしたこともあります。
しかしながら、実際には、表面処理を何もしていない鉄製やステンレス製の板や棒でも、はんだ付けが出来るんです。
どうすれば、上手くはんだ付け出来ると思いますか?
「はんだ付けって!?(Ⅱ)」でまた答え合わせをしましょう。