先日、部内でこんなことがありました。
ある社員Aが、最近知り合った方の名字が珍しかった、と話していました。
その方の名字には「賀」という漢字が入っていたそうで、その社員Aは、「〈佐賀〉の賀」と説明しました。
すると他の社員Bが、「〈滋賀〉の賀と言った方がわかりやすい。」と言いました。
社員Aは九州出身、社員Bは近畿圏出身。こんなところで地方差を感じるとは思いませんでした。
私が説明するとしたら、「〈賀正新年〉の賀」と言うと思います。我ながら、いまいち伝わらなさそうですね。
さて、私、先週・今週と銅めっきの試作をしております。今回はシアン化銅めっきをつけます。なるべく粒子を細かくしてほしいとの要望があり、試作前にテストを行いました。
粒子の細さは、ストライク用なら粒子は粗い、光沢めっき用なら細かく緻密などめっき液の性質にもよりますが、電流密度でも大きく変わってくるのです。
電流密度とは、めっきをつける面積に対して、どれくらいの電流を流すか、ということです。電流密度が低い、つまり面積に対して少しの電流を流すと、めっきはゆっくりとつき、粒子は細かくなります。反対に電流密度が高いと、めっきは早くつきますが、粒子は粗くなります。
今回は光沢剤無し、普通の一般的なめっき教本にのっているようなめっき液を建浴し、めっきをつけてみます。シアン化銅めっきの場合、最適な電流密度は大抵1A/dm2です。
上の写真は低電流密度(0.5A/dm2)でつけた場合、 下の写真は高電流密度(3A/dm2)でつけた場合です。